たつ丸・へび丸
「龍」も「蛇」も古来から日本は、「神」あるいは「神の使い」として信仰があります。
水を司る神「龍」、土を司る神「蛇」。どちらも自然とともに暮らした日本ならではの大切な守護神ですね。
出雲の国では、神在月に龍蛇神講のお祭りが開催されるそうです。
辰 -たつ- 干支十二支のひとつ第5番目に数えられます。「辰」は「振るう」という文字に通じ、自然万物が振動し、草木が成長し活力が旺盛になる状態を表しているそうです。
龍 たつ・タツは、空想上の生き物で、全身は鱗に覆われ、体は大蛇似、4本脚、2本の角、牛のような耳、髭を持ち、爪は鷹のよう、その目は鬼の如くとされています。
多くは水中に棲みますが、天に昇れば雲を起こし雨を降らすと言われ、自然とともに暮らす日本では、実りをもたらす神の使いとして古くから親しまれています。そしてその姿から、力強さの象徴として身近な存在でありました。
もし、難儀なことが起こったら、さっと天に昇り、「龍の雲を得る如く」活躍して、幸多くありますように。
巳 -み- 干支十二支のひとつ第6番目に数えられます。巳は「已-い」=「止む」の意味をあり、草木の成長が極限に達した状態を表し、「み」の音から「実」に通じ、豊穣の意があるそうです。
蛇 へび・ヘビは、土に棲み、古くから神の使いとされています。蛇が脱皮をすることから、「復活・再生」を連想し、不老長寿や子孫繁栄につながる動物をされています。
もし、難儀なことが起こったらニョロっと回避、「脱皮」して、幸多くありますように。
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